神戸学院大学薬学部の留年率・卒業率・国家試験合格率【2020年度入学】
神戸学院大学薬学部の進級や卒業を考えるとき、国家試験の合格率だけでは、入学してからの歩みを捉えきれません。入学した学生のうち、どのくらいが予定どおり卒業し、薬剤師国家試験に合格したのか。その途中で、学年別の人数がどう変わったのかをあわせて見ることが大切です。
この記事では、神戸学院大学薬学部薬学科の2020年度入学生について、大学が公表している資料に載っている数字を整理します。留年が心配な学生さんや保護者の方が、集団の数字とご本人の履修状況を分けて考え、次に確認することを決められるよう、表の読み方と学習を立て直す手順をまとめました。
目次
神戸学院大学薬学部の3つの数字(2020年度入学生)
| 指標(2020年度入学生) | 神戸学院大学 | 薬学部79学科の中央値 |
|---|---|---|
| 6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合 | 51.0% | 61.8% |
| 6年で卒業した割合 | 60.4% | 68.0% |
| 退学・除籍などの割合(2019年度入学者・文部科学省調査) | 14.8% | 11.1% |
2020年度入学245名中、6年で合格125名/2020年度入学245名中、卒業148名。中央値は神戸学院大学を含む薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。退学・除籍などの割合は、文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)に載っている2019年度入学者の値です。
2020年度に入学した245名を出発点として、6年で卒業した割合は60.4%、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合は51.0%です。これは大学が公表している資料に載っている数字です。国家試験を受験した学生だけを対象とする合格率とは、分母が異なります。入学から卒業、国家試験合格までを通して考えるための指標として読むと、表の意味がつかみやすくなります。
比較欄の中央値に対して、神戸学院大学薬学部の6年卒業と6年ストレート国試合格の割合は低く、退学・除籍の割合は高くなっています。中央値は、対象となる学科の公表値を並べたときの中央の値です。学生全員をまとめて計算した合格率ではありません。大学の教育内容や、ご本人が今後卒業できるかどうかを、この比較だけで決めることはできません。
在学中の方にとっては、数字を見て不安を強めるよりも、現在の成績と進級条件を照らし合わせることが先です。未修得の必修科目があるのか、再試験や再履修の対象になっているのか、出席や提出物の条件を満たしているのかを確認しましょう。同じ学年でも、残っている課題によって必要な準備は変わります。
入学から卒業まで、学年別にどう残ったか
| 時点 | 人数 | 入学時を100としたとき |
|---|---|---|
| 2020年度 入学 | 245名 | 100 |
| 2年次 | 230名 | 94 |
| 3年次 | 204名 | 83 |
| 4年次 | 162名 | 66 |
| 5年次 | 162名 | 66 |
| 6年次 | 160名 | 65 |
| 卒業 | 148名 | 60 |
学年別の表では、入学時の245名に対し、2年次は230名、3年次は204名、4年次は162名となっています。特に3年次から4年次にかけて人数の動きが大きいことが読み取れます。学習計画を考える際には、高学年になってから対策を始めるだけでなく、それまでに学んだ内容の理解と単位修得を確かめておきたいところです。
4年次と5年次はともに162名、6年次は160名、卒業は148名です。人数が同じ時点があっても、科目ごとの負担や個々の学習状況まで同じとは限りません。また、6年次まで進んだことと、卒業に必要な条件を満たしたことも別です。進級が決まった後も、次の学年で必要となる準備や卒業要件を確認しておくことが役立ちます。
この表から確認できるのは、対象となる入学年度の学生が各時点でどのように残ったかです。人数の変化だけを特定の科目の難しさや試験制度の影響に結びつけることはできません。ご本人の対策では、表から気になる時期を見つけたうえで、履修要項と成績通知を開き、どの条件が自分に関係するのかを確かめる順番が適切です。
この数字の読み方
「留年率」を調べる際に気をつけたいのは、6年で卒業しなかった学生を、すべて留年した学生として扱わないことです。修学状況には、休学や退学・除籍など、異なる経過が含まれます。卒業率の裏側をそのまま留年率と呼ぶと、違う事情をまとめてしまいます。この記事では、公表されている卒業・合格・退学等の指標をそれぞれの意味で扱います。
6年で卒業した割合と6年ストレートで国試に合格した割合の差は、卒業と国家試験合格が別の到達点であることを示します。卒業した148名と、6年で合格した125名は区別して読む必要があります。この表の国試合格の割合を「卒業生を分母とした合格率」に読み替えたり、当該年度の国家試験受験者全体の結果と混ぜたりしないことが大切です。
退学・除籍の割合についても、進路変更や修学上の事情など、個々の理由まで表に示されているわけではありません。割合から学生の意欲や大学の支援体制を決めつけることは避けましょう。進級に不安がある場合は、退学を先に結論とするのではなく、再履修や休学を含めて利用できる制度と、その手続きの期限を大学の窓口で確認することが現実的です。
さらに、2020年度入学生の結果と、現在在学している方に適用される履修条件は分けて確認します。過去の集団の数字は、修学の流れを見る材料です。今の単位認定や進級の可否は、ご本人に適用される規程と成績で判断されます。保護者の方も、集団の数字をそのまま本人の将来に当てはめず、残っている科目と相談先を一緒に整理すると話を進めやすくなります。
神戸学院大学薬学部でつまずきやすいところと、立て直し方
神戸学院大学薬学部の表で目を向けたいのは、3年次から4年次にかけての人数の変化と、6年次から卒業までの段階です。ここから学習上の原因を特定するのではなく、早めに履修と理解の状態を点検する時期として考えましょう。以下は、薬学部で進級や卒業に向けた勉強を組み直すときに使える、一般的な手順です。
最初に、成績通知・履修要項・試験日程を手元にそろえます。科目名ごとに、単位の修得状況、試験の範囲、再試験の有無、提出物や出席の条件を書き出してください。「何となく全部が不安」という状態を、確認すべき制度と学び直す内容に分ける作業です。判断できない条件は自己解釈で埋めず、資料を持って教務の窓口や科目担当の教員へ相談しましょう。
勉強では、解けなかった問題を使って、用語が分からないのか、式の意味が分からないのか、知識を問題に当てはめられないのかを分けます。たとえば計算問題なら、解答を眺めて覚えるだけでなく、使う式と単位を自分で説明しながら解き直します。暗記が中心に見える科目でも、似た用語の違いや因果関係を言葉にすると、戻るべき範囲が見えてきます。
試験までの計画は、使える時間と残っている課題から組み立てます。再試験の準備と通常の授業が重なるなら、提出期限や進級条件に関わる課題を確認し、復習の時間も確保します。予定が進まないときは、遅れを隠して抱え込むより、着手できた範囲と止まった箇所を具体的に伝えることが大切です。保護者の方は結果だけを尋ねるのではなく、教材をそろえる、相談の予定を確認するといった支え方から始められます。
定員・偏差値・学費
| 項目 | 神戸学院大学薬学部(薬学科) |
|---|---|
| 設置区分 | 私立(兵庫県) |
| 入学定員 | 250名 |
| 偏差値の目安 | 37.5~40.0 |
| 学費 | 1年次184.5万円、2年次以降190.5万円 |
神戸学院大学薬学部薬学科の入学定員と、2020年度の実際の入学者数は異なる数字です。卒業率や6年ストレート国試合格率を読むときの出発点は、定員ではなく、その年度に入学した学生です。基本情報の表と修学状況の表は、何を表しているかを分けて確認しましょう。偏差値も入学時の目安であり、在学中の単位修得や卒業の難しさを直接表すものではありません。
学費は、表にある年次別の金額を起点に、ご本人に適用される納付金の案内で確認します。進級や卒業が予定から延びる可能性を考える場合には、在籍の仕方によって必要な費用や納付時期がどう変わるのかを、大学の担当窓口へ具体的に尋ねましょう。通常の学年の学費を、そのまま休学中や再履修時の負担に当てはめて計算しないことが大切です。
費用の見通しを立てる際は、学習計画と生活の予定もあわせて整理します。通学やアルバイトに使う時間が復習を圧迫していないか、家族と相談できることは何かを確かめてください。支払いへの不安と成績への不安をまとめて抱えるよりも、大学へ確認する項目と家庭で相談する項目を分けると、次の行動を決めやすくなります。
この記事で使った数字の出典
- 神戸学院大学 修学状況の公表資料:神戸学院大学公表PDF
- 退学・除籍などの割合:文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)
- 入学定員・偏差値・学費:神戸学院大学の募集要項および進学情報サイトの公表値
数値は2020年度入学生についての公表値です。大学の公表資料は毎年更新されるため、最新の数字は神戸学院大学の公表PDFでご確認ください。
出典を見るときは、まず対象となる入学年度と学科を確認し、その後に表の人数や割合を追うと読み間違いを減らせます。国家試験の結果を掲載する資料には、受験者を基準にした数字と入学者を基準にした数字があります。同じ「合格率」という言葉でも、対象が一致しているかを確認してから比較することが必要です。
ご本人の履修について相談するときには、公表データに加え、現在の成績通知と適用される履修要項を用意してください。大学全体の修学状況を知ることと、ご本人が次に何をすればよいかを決めることは、つながりのある別の作業です。表を判断の入口にして、残っている課題、確認する相手、次の期限を具体的にしていきましょう。
