金城学院大学薬学部の留年率・卒業率・国家試験合格率【2020年度入学】
金城学院大学薬学部薬学科への進学を考えるとき、あるいは在学中に進級が気になったとき、「留年率」という一語だけでは修学状況をつかみきれません。入学した学年が各年次にどのくらい残り、卒業と薬剤師国家試験の合格までどう進んだかを、大学が公表している資料に載っている数字から見ていきます。
この記事では2020年度入学生を中心に、入学から卒業までの人数、卒業の割合、ストレートでの国家試験合格の割合を分けて示します。退学・除籍などの割合だけは調査対象の入学年度が異なります。表の数字を読む際には、同じ人の進路を一つの割合だけで説明しようとせず、指標ごとの対象と時点を確かめてください。
目次
金城学院大学薬学部の3つの数字(2020年度入学生)
| 指標(2020年度入学生) | 金城学院大学 | 薬学部79学科の中央値 |
|---|---|---|
| 6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合 | 56% | 61.8% |
| 6年で卒業した割合 | 68% | 68.0% |
| 退学・除籍などの割合(2019年度入学者・文部科学省調査) | 6.7% | 11.1% |
2020年度入学141名中、6年で合格79名/2020年度入学141名中、卒業96名。中央値は金城学院大学を含む薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。退学・除籍などの割合は、文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)に載っている2019年度入学者の値です。
2020年度に金城学院大学薬学部薬学科へ入学した141名について、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合は56%、6年で卒業した割合は68%です。どちらも入学時の人数を起点にした指標であり、卒業生だけを分母にした国家試験合格率とは読み方が違います。まずは「入学から卒業」と「入学から合格」を別々の到達点として見ると、表の意味がつかみやすくなります。
比較欄の薬学部79学科の中央値は、本サイトが公表値を集計したものです。ストレート合格の56%は中央値の61.8%より低く、卒業の68%は中央値の68.0%と同じ水準です。中央値は個々の学生の進級を予測する数字ではありません。金城学院大学薬学部薬学科の学年がたどった経過を、他の学科の公表値と照らすための位置づけです。
文部科学省の調査では、2019年度に入学した学年の退学・除籍などの割合は6.7%です。この値の対象は上の2020年度入学生とは別の学年です。したがって、卒業までに人数が変わった理由をそのまま退学・除籍に置き換えることはできません。卒業までの動きは、次の学年別の表で確認します。
入学から卒業まで、学年別にどう残ったか
| 時点 | 人数 | 入学時を100としたとき |
|---|---|---|
| 2020年度 入学 | 141名 | 100 |
| 2年次 | 138名 | 98 |
| 3年次 | 133名 | 94 |
| 4年次 | 124名 | 88 |
| 5年次 | 120名 | 85 |
| 6年次 | 120名 | 85 |
| 卒業 | 96名 | 68 |
入学時の141名は、2年次に138名、3年次に133名、4年次に124名、5年次と6年次に120名、卒業時に96名となっています。表の右端は入学時を100とした見方です。前年からの増減をその年の留年者数と決めつけるための列ではなく、入学した学年が各時点でどのくらい残っているかを一目で追うための列です。
入学から6年次までにも人数は少しずつ変わります。ただし、この表でいちばん大きい人数の動きは6年次から卒業までにあります。6年次に120名いた学年が、6年で卒業した時点では96名です。学年をまたぐ変化だけを見て「どの授業でつまずいたか」を断定することはできませんが、卒業判定まで含めて見通しを立てる必要があることは分かります。
人数の変化と留年を同じ意味にしない
修学状況の表は、個人ごとの成績表ではありません。各年次の人数が前の時点より少なくなっていても、その内訳として留年、休学、退学、除籍などをこの表だけで割り振ることはできません。逆に、5年次と6年次の人数が同じだからといって、その間に進級上の悩みがなかったとも言えません。人数の列と割合の列を組み合わせ、まずは「どの時点で変化が大きいか」までを読み取ります。
在学中の人にとっては、全国の表と比べて不安を増やすより、いま受けている科目と卒業までの条件を手元で確かめるほうが具体的です。再試験の有無、必修科目の残り、実習や卒業判定の条件は、所属する学年の案内とシラバスで確認してください。この公表表は現状を考える入口として使い、個人の進路判断は自分の履修状況に合わせて整理します。
この数字の読み方
3つの指標は分母と対象学年をそろえて読むことが大切です。6年ストレートの薬剤師国家試験合格は、入学から所定の期間で合格に至った人の割合を示します。6年卒業は、同じ入学学年について期間内に卒業した人の割合です。一方、退学・除籍などの割合は文部科学省が別の入学年度について調査した値で、上の2指標と同じ学年の内訳ではありません。
金城学院大学薬学部薬学科では、2020年度入学141名中、6年で卒業したのは96名、6年で薬剤師国家試験に合格したのは79名です。卒業と合格は別の到達点なので、68%と56%を「同じ試験の合格率」のように扱わないでください。国家試験を受けた人だけを対象にした合格率を知りたい場合も、この入学時を起点にした数字とは分けて確認する必要があります。
中央値は比較の目安として使う
表の中央値は金城学院大学を含む薬学部79学科の公表値から求めた比較の目安です。学科ごとに教育課程や公表の仕方が異なるため、中央値より上か下かだけで学びやすさや支援の質を決めるものではありません。気になるのが進級なら学年別の人数、卒業なら卒業時の人数、国家試験ならストレート合格の割合というように、知りたいことに対応する列へ戻ると読み違えを防げます。
記事のタイトルにある留年率も、入学から卒業までの人数の差をそのまま表す言葉ではありません。公表資料に留年者の内訳が示されていない以上、この表から個別の年次の留年率を作ることはできません。数字が示している範囲を守って読むことが、大学の状況を公平に理解し、自分に必要な準備を考える出発点になります。
金城学院大学薬学部でつまずきやすいところと、立て直し方
学年別の人数から見ると、金城学院大学薬学部薬学科では6年次から卒業時にかけての変化が最も大きくなっています。ここから特定の科目や制度が原因だと決めることはできません。ただ、進級を重ねた後も卒業条件を確かめ、残っている課題を早めに洗い出すことには意味があります。「6年次まで来たから大丈夫」と考える前に、単位、実習、卒業判定に関わる予定を一つの表に並べてみてください。
まずは科目ごとに、試験日、再試験の有無、提出物、出席や実習の条件、現在の理解度を書き出します。次に、締切が近いものと、前の知識を使うため積み残すと学習が進みにくいものを分けます。どれも一度に完璧にしようとすると時間が足りなくなるため、今週手を動かす科目を決め、教材を読む時間と問題を解く時間を分けて確保します。
遅れが見えたときの立て直し方
点が伸びない科目は、過去問の答えを覚える前に、間違いの原因を分けてください。用語や仕組みを説明できないのか、計算や図の読み取りで止まるのか、知っている内容を試験時間内に取り出せないのかで、必要な練習は変わります。誤答を分類してから教科書や講義資料の該当箇所に戻り、同じ型の問題を解き直すと、ただ問題数を増やすより次の確認点がはっきりします。
一人で優先順位をつけにくいときは、大学の教員や学習支援の窓口へ、残っている科目と試験予定を持って相談してください。家庭教師に相談する場合も、まず具体的な資料をそろえると、授業内容の理解に時間を使うべきか、演習の回し方を変えるべきかを話し合いやすくなります。目標は公表値に自分を当てはめることではなく、次の試験と卒業判定までに実行できる手順へ落とすことです。
定員・偏差値・学費
| 項目 | 金城学院大学薬学部(薬学科) |
|---|---|
| 設置区分 | 私立(愛知県) |
| 入学定員 | 150名 |
| 偏差値の目安 | 35.0~37.5 |
| 学費 | 約205.2万円 |
金城学院大学薬学部薬学科は愛知県の私立大学で、表には入学定員150名、偏差値の目安35.0~37.5、学費約205.2万円を載せています。これらは進学先を調べるときの基本情報です。この記事の中心は入学後の進級、卒業、薬剤師国家試験までの修学状況なので、偏差値だけで卒業しやすさを判断したり、学費の額から学習の難しさを推測したりはしません。
学費は表の表記どおりの目安として見てください。納付の時期や対象となる費用、改定の有無を知りたいときは、入学年度に対応する大学の募集要項や案内で確かめる必要があります。費用を比較する際には、同じ範囲の金額を比べているかを確認すると、数字だけが一人歩きするのを防げます。
定員や偏差値も、この記事の2020年度入学生の修学状況と同じ時点の情報として扱うべきものではありません。進学検討中なら最新の募集情報を確認し、在学生なら自分の履修要件と支援窓口を優先して確認してください。用途の違う数字を分けて置くことで、この記事の表が示す進級と卒業の流れを落ち着いて読めます。
この記事で使った数字の出典
- 金城学院大学 修学状況の公表資料:金城学院大学公表PDF
- 退学・除籍などの割合:文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)
- 入学定員・偏差値・学費:金城学院大学の募集要項および進学情報サイトの公表値
数値は2020年度入学生についての公表値です。大学の公表資料は毎年更新されるため、最新の数字は金城学院大学の公表PDFでご確認ください。
学年別の人数、6年で卒業した人数、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した人数は、金城学院大学が公表している資料に載っている数字です。本文の表は、そのうち2020年度入学生について、入学から卒業までを追えるように並べています。大学が資料を更新した後に確認するときは、対象となる入学年度をそろえてください。
退学・除籍などの割合は、文部科学省の「薬学部の6年制課程における退学状況等」に載る2019年度入学者の値です。金城学院大学の修学状況の表とは出所も対象の学年も異なります。入学時と卒業時の人数の差をこの割合で説明することはせず、指標ごとに出典を分けて記しました。
比較に使った中央値は、薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。定員、偏差値、学費は大学の募集要項や進学情報サイトの公表値を参照しています。数字を別の記事や最新年度の資料と照らすときも、分母、入学年度、調査した時点を合わせると、見かけの差に惑わされずに済みます。
