北海道科学大学薬学部の留年率・卒業率・国家試験合格率【2019年度入学】
北海道科学大学薬学部薬学科で学ぶとき、入学した人が卒業までどのように進んでいるのか。進級や国家試験を考える本人と家族にとって、大学が公表する修学状況は大切な判断材料です。ただし、割合を一つ見るだけでは、途中の学年で何が起きているのかまでは分かりません。
この記事では、2019年度入学生について、入学から各学年、卒業、薬剤師国家試験までの数字を同じ集団として読みます。北海道科学大学が公表している資料に載っている数字です。数字が示す範囲を確かめながら、今の学習をどう立て直すかまで整理します。
目次
北海道科学大学薬学部の3つの数字(2019年度入学生)
| 指標(2019年度入学生) | 北海道科学大学 | 薬学部79学科の中央値 |
|---|---|---|
| 6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合 | 52.4% | 61.8% |
| 6年で卒業した割合 | 61.9% | 68.0% |
| 退学・除籍などの割合(2019年度入学者・文部科学省調査) | 9.0% | 11.1% |
2019年度入学189名中、6年で合格99名/2019年度入学189名中、卒業117名。中央値は北海道科学大学を含む薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。退学・除籍などの割合は、文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)に載っている2019年度入学者の値です。
最初に見るのは、入学から6年で薬剤師国家試験に合格した割合、卒業した割合、退学・除籍の割合です。北海道科学大学薬学部薬学科の2019年度入学生では、ストレート合格が52.4%、卒業が61.9%、退学・除籍が9.0%です。入学者全体を起点にした指標として、同じ表の中で確認できます。
表の中央値は、北海道科学大学を含む薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。ストレート合格の中央値61.8%、卒業の中央値68.0%、退学・除籍の中央値11.1%と並べると、指標によって見え方が違います。ひとつの割合だけを見て大学生活全体を判断せず、入学後の人数の動きも合わせて読むことが大切です。
とくに「退学・除籍の割合が低いから、留年の心配も少ない」とは言えません。進級の途中で同じ学年にとどまった人や、6年次まで進んで卒業に至らなかった人の事情は、この集計だけでは分かりません。留年率という言葉で検索した場合も、まず表が何を数えたものかを確認してください。
入学から卒業まで、学年別にどう残ったか
| 時点 | 人数 | 入学時を100としたとき |
|---|---|---|
| 2019年度 入学 | 189名 | 100 |
| 2年次 | 174名 | 92 |
| 3年次 | 163名 | 86 |
| 4年次 | 157名 | 83 |
| 5年次 | 153名 | 81 |
| 6年次 | 153名 | 81 |
| 卒業 | 117名 | 62 |
卒業・国家試験の実績は2019年度入学者まで公表されているため、2019年度入学者の数字を載せています。
2019年度に入学した189名は、2年次で174名、3年次で163名となっています。その後は4年次157名、5年次153名、6年次153名です。入学時を起点とした表の右端を見ると、学年が進むにつれて人数がどう変わったかを一続きで追えます。
入学から2年次、さらに3年次までの間にも人数は動いています。低学年のうちは、科目ごとの理解不足を「まだ先の話」として持ち越しやすい時期です。試験の結果が返ってきたら、点数だけでなく、どの単元を説明できず、どの問題形式で止まったのかを残しておくと、次の学期に手を付ける場所が見えます。
一方、5年次と6年次の人数はどちらも153名で、卒業は117名です。この差だけで、誰が留年したか、卒業延期の理由が何かを決めることはできません。ただ、上級学年まで在籍することと、予定どおり卒業することは別の関門だと分かります。実習、卒業研究、試験の予定を確認し、自分の残りの要件を早めに言葉にしておきましょう。
この数字の読み方
ここでいう「6年ストレート」は、2019年度の入学者を起点に、6年で薬剤師国家試験に合格した割合です。国家試験を受けた人だけを分母にする一般的な受験者合格率とは読み方が違います。記事の数字をほかの資料と比べるときは、入学者が分母なのか、卒業者や受験者が分母なのかを先に確かめてください。
卒業と国家試験は別の到達点
北海道科学大学薬学部薬学科では、2019年度入学189名のうち、6年で卒業したのは117名、6年で薬剤師国家試験に合格したのは99名です。卒業率61.9%とストレート合格率52.4%を同じ表に置く理由は、学内の課程を終えることと国家試験に合格することを混同しないためです。卒業した人すべてが同じ年に合格した、と読む数字ではありません。
退学・除籍は9.0%ですが、それ以外の人が全員、予定どおり進級・卒業したという意味ではありません。学年別の表は各時点に残る人数を示しており、個々人の原級、休学、復学まで区別する一覧ではありません。ご本人の状況を考えるときは、大学の進級要件と現在の履修状況を別に確かめる必要があります。
また、資料は2025年5月1日現在の公表値です。2020年度入学者については6年次進級者数までが載り、卒業と国家試験の実績は2019年度入学者までです。年度の違う集団を一つにつないで結論を出さず、この記事では2019年度入学生の数字として読み通します。
北海道科学大学薬学部でつまずきやすいところと、立て直し方
公表資料から、特定の科目や試験が北海道科学大学薬学部薬学科での留年の原因だとは言えません。必要なのは、ご本人に残っている課題を科目名と試験予定に落とし込むことです。進級に必要な科目、再試の有無、出席や提出物の条件を分けて確認すると、漠然とした不安を具体的な作業へ変えられます。
低学年では、理解の抜けを翌学期へ持ち越さない
2年次、3年次へ進む時期には、授業を聞いて分かったつもりの単元が、試験で解けない形で表れがちです。まず返却された答案と講義資料を並べ、用語の理解、計算の手順、応用問題へのつなぎ方のどこで止まるかを確認します。解説を読めば理解できる問題と、前提知識が抜けている問題では、必要な戻り方が違います。再試と次の授業に共通して必要な部分から復習してください。
上級学年では、卒業要件と国試の学習を分けて管理する
上級学年で不安が強いときは、卒業までに満たす条件と、国家試験へ向けて積み上げる学習を一枚の予定に混ぜないことが大切です。実習や研究、学内試験に期限があるなら、その準備を先に見える化します。そのうえで、国試の問題演習で見つかった弱点を授業で学んだ分野へ戻し、毎週どこまで進めたか確認します。
一人で整理しきれない場合は、現在の科目と再試の状況を持って相談してください。何に間に合わせる必要があるか、どこから復習すると次の試験につながるかを一緒に整理できます。公表値は進路を決めつける材料ではなく、早めに現状を点検するきっかけとして使うのがよいでしょう。
定員・偏差値・学費
| 項目 | 北海道科学大学薬学部(薬学科) |
|---|---|
| 設置区分 | 私立(北海道) |
| 入学定員 | 180名 |
| 偏差値の目安 | 37.5 |
| 学費 | 1年次 約175万円、2~6年次 約195万円/年 |
北海道科学大学薬学部薬学科は、北海道にある私立の学科です。表の入学定員は180名で、この記事で追う2019年度入学生189名とは別の数字です。定員は募集上の枠を示し、修学状況の表は実際の入学者を起点にしています。二つを同じ分母として扱わないようにしてください。
偏差値の目安と学費も、比較の際に確認したい基本情報として載せています。ただ、偏差値から在学中の進級や卒業を予測することはできません。学費についても、納付の時期や内訳を確認するときは、最新の募集要項や大学の案内を直接見るのが確実です。
進路を考える段階なら、入学前の条件だけで結論を急がず、入学後の学び方や支援を受ける方法まで見ておきたいところです。すでに在学している方には、一般的な入試情報より、自分の履修要件と次の試験日程のほうが直接役立ちます。この記事の中心は、あくまで修学状況の公表値です。
この記事で使った数字の出典
- 北海道科学大学 修学状況の公表資料:北海道科学大学公表PDF
- 退学・除籍などの割合:文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)
- 入学定員・偏差値・学費:北海道科学大学の募集要項および進学情報サイトの公表値
数値は2019年度入学生についての公表値です。大学の公表資料は毎年更新されるため、最新の数字は北海道科学大学の公表PDFでご確認ください。
人数と割合は、北海道科学大学が公表している修学状況の資料に載っている数字です。入学から卒業までを同じ年度の集団として追うため、この記事では2019年度入学生を対象にしています。資料の注記にある公表時点を含めて確認し、異なる年度の数字をつなぎ合わせていません。
薬学部79学科の中央値は、本サイトが各学科の公表値を集計した比較用の値です。北海道科学大学薬学部薬学科の結果そのものでも、すべての大学を代表する保証値でもありません。比較欄は位置をつかむために使い、実際の学習計画はご本人の履修状況に合わせて考えてください。
公表資料が更新されれば、次の年度の入学生について卒業や国家試験の実績が加わることがあります。新しい数字を確認するときは、資料の更新日、対象の入学年度、分母を順に見ると読み違いを避けられます。表だけを切り取らず、大学の公表資料と注記を合わせて確かめてください。
