岐阜薬科大学薬学部の留年率・卒業率・国家試験合格率【2020年度入学】
岐阜薬科大学薬学部薬学科について、入学後の学年別人数、卒業、薬剤師国家試験の結果をひと続きで見ていきます。数字は大学が公表している資料に載っているものです。「留年率」を知りたいときにも、ひとつの割合だけで判断せず、どの時点で人数が変わっているかを確かめることが大切です。
この記事では2020年度入学生の推移を軸にします。退学・除籍などの割合だけは文部科学省の別の調査にある2019年度入学者の値です。対象の学年が違うため、学年別の表と混ぜて解釈しないよう、出典とあわせて読み進めてください。
目次
岐阜薬科大学薬学部の3つの数字(2020年度入学生)
| 指標(2020年度入学生) | 岐阜薬科大学 | 薬学部79学科の中央値 |
|---|---|---|
| 6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合 | 76% | 61.8% |
| 6年で卒業した割合 | 81% | 68.0% |
| 退学・除籍などの割合(2019年度入学者・文部科学省調査) | 12.1% | 11.1% |
2020年度入学118名中、6年で合格90名/2020年度入学118名中、卒業96名。中央値は岐阜薬科大学を含む薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。退学・除籍などの割合は、文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)に載っている2019年度入学者の値です。
2020年度に入学した118名について、6年で卒業した割合は81%、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合は76%です。どちらも入学時の人数を起点にした数字なので、卒業者だけを分母にした国家試験の合格率とは意味が異なります。資料に示された人数も、卒業が96名、6年での合格が90名と分けて読む必要があります。
比較欄の61.8%と68.0%は、岐阜薬科大学を含む薬学部の公表値を本サイトで集計した中央値です。各大学の学生構成や学習環境をそろえて優劣を決めるための数字ではありません。岐阜薬科大学薬学部薬学科の数字がどの位置にあるかを大まかにつかみ、そのうえで学年別の推移を見るための目安として使ってください。
退学・除籍などの割合12.1%は、文部科学省が調べた2019年度入学者についての値です。中央値11.1%も同じ指標の比較値です。2020年度入学生118名から12.1%が退学した、という意味にはなりません。卒業や国家試験の数字と対象年度が異なることを押さえると、表にある割合を取り違えずに済みます。
入学から卒業まで、学年別にどう残ったか
| 時点 | 人数 | 入学時を100としたとき |
|---|---|---|
| 2020年度 入学 | 118名 | 100 |
| 2年次 | 109名 | 92 |
| 3年次 | 103名 | 87 |
| 4年次 | 98名 | 83 |
| 5年次 | 98名 | 83 |
| 6年次 | 97名 | 82 |
| 卒業 | 96名 | 81 |
1〜3年次は三田洞キャンパス、4〜6年次は本部キャンパスで学びます。
表は、2020年度入学時の118名を起点に、大学が公表する各時点の人数を並べたものです。2年次は109名、3年次は103名、4年次は98名と続きます。5年次は98名、6年次は97名、卒業時は96名です。ひとつの時点だけを見て結論を出すより、前後の行を順番に追うほうが人数の動きが分かります。
この表では、入学から2年次へ進むところで人数がもっとも大きく動いています。進級前に学習状況を点検する際は、この変化をひとつの手がかりにできます。ただし、表に載る人数の差だけから、個々の学生がどの科目でつまずいたか、留年・休学・退学のどれに当たるかは分かりません。原因を特定する資料として扱わないことが大切です。
4年次と5年次の人数は同じ98名ですが、これだけで全員が同じ進路をたどったとは言えません。また、6年次の97名と卒業の96名は、時点の違う数字です。いずれの行も「入学した全員がその学年で同じ状態だった」と読むのではなく、大学が公表した人数の推移として受け取ってください。
岐阜薬科大学薬学部薬学科では、1〜3年次は三田洞キャンパス、4〜6年次は本部キャンパスで学びます。学ぶ場所が変わる時期は、通学や自習の時間の使い方を改めて確認する機会にもなります。キャンパスの移動が人数の変化を生んだという資料ではないため、表の増減と結びつけて原因を決めつけることはできません。
この数字の読み方
卒業率とストレート合格率を分けて読む
「6年で卒業」と「6年ストレートで国家試験に合格」は、似ていても到達点が違います。前者は学位を得るところまで、後者はその先の国家試験までを含む指標です。岐阜薬科大学薬学部薬学科では、2020年度入学生の6年卒業が81%、6年ストレート合格が76%と示されています。どちらか一方を見て、もう一方の結果まで推測しないでください。
国家試験の公表値には、受験した人のうち合格した割合を示すものもあります。しかし、この記事の76%は入学した学年を起点にしたストレート合格の割合です。受験者を分母にする指標と並べる際は、分母と対象者を先にそろえる必要があります。見かけ上の高低だけで進級から卒業までの見通しを語ると、肝心の途中経過が抜け落ちます。
「留年率」と人数の差は同じではない
学年ごとの人数が減った分を、そのまま留年した人数として数えることはできません。この表には個別の進級判定や休学の経過が示されていないためです。「留年率」を調べている方は、入学時から卒業までの残り方を確認したうえで、大学の進級要件や自分の履修状況を別に照らし合わせてください。表の数字は相談の出発点になっても、個人の進路を予測する答えにはなりません。
退学・除籍などの割合も、この学年の表から計算したものではありません。文部科学省の調査では、2019年度に入学した学年について12.1%と示されています。大学の修学状況の資料と文部科学省の調査では、扱う学年も指標も異なります。数字の横に書かれた対象年度と出典まで見ることが、誤読を防ぐもっとも確かな方法です。
岐阜薬科大学薬学部でつまずきやすいところと、立て直し方
人数の変化が大きい入学から2年次への時期は、学習の組み立てを早めに点検したいところです。ただし、公表資料は特定の科目や進級条件が原因だとは示していません。岐阜薬科大学薬学部薬学科で何が必要かは、本人に適用される履修案内、シラバス、成績評価の方法を確認して判断してください。まず事実を集めてから対策を選ぶほうが、漠然と勉強時間だけを増やすより現状をつかみやすくなります。
残っている科目から順番を決める
進級が気になり始めたら、単位の取得状況、再試験の有無、次の評価までの期間を一枚に整理します。同じ「苦手」でも、基本概念がつながっていない科目と、演習量が足りない科目では手を打つ順番が変わります。過去の答案や小テストを見返し、知識が抜けた箇所、問題文の読み違い、時間配分の問題を分けておくと、相談するときにも具体的に伝えられます。
残り時間が限られているときは、直近の評価に関わる範囲から着手し、解けなかった問題を説明できる形まで戻します。答えを覚え直すだけで終えず、なぜその答えになるかを言葉で確かめることが重要です。計画を立てた後も、理解が進まない単元を放置せず、授業担当者や学内の相談先へ早めに確認してください。個別の進級判定は大学の正式な案内で確かめる必要があります。
1〜3年次と4〜6年次で学ぶキャンパスが変わる点も、本人の予定を組み直す際には確認しておきたい事実です。通学時間や自習できる場所を見直し、授業、復習、試験準備を無理なく続けられるか考えてください。公表データは一人ひとりの事情を示しませんが、手元の成績と日程が分かれば、今必要な支援を具体的に相談できます。
定員・偏差値・学費
| 項目 | 岐阜薬科大学薬学部(薬学科) |
|---|---|
| 設置区分 | 公立(岐阜県) |
| 入学定員 | 120名 |
| 偏差値の目安 | 60.0 |
| 学費 | 535,800円/年 |
岐阜薬科大学薬学部薬学科の入学定員、偏差値の目安、学費は表のとおりです。ここにある定員は入学時の枠で、2020年度入学生の人数とは同じ意味ではありません。学年別の人数や卒業者数を読むときは、実際の入学人数を起点にしてください。表の項目を一緒に置いたのは、大学の基本情報と修学状況を同じページで確認できるようにするためです。
偏差値は入学前の目安であり、入学後の進級や国家試験の結果を説明する数字ではありません。受験時の評価と、在学中に必要な学習の積み重ねは分けて考える必要があります。この記事では入試方式や受験対策には踏み込まず、入学した学年が卒業までどう進んだかを中心に見ています。
学費は表にある公表値の表記をそのまま載せています。納付する費用を具体的に確認する際は、対象年度の募集要項や大学の案内を参照してください。進級が延びる場合の負担を検討するなら、学費の数字だけで見積もらず、自分に適用される納付条件と履修の見通しを大学に確かめることが必要です。
この記事で使った数字の出典
- 岐阜薬科大学 修学状況の公表資料:岐阜薬科大学公表PDF
- 退学・除籍などの割合:文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)
- 入学定員・偏差値・学費:岐阜薬科大学の募集要項および進学情報サイトの公表値
数値は2020年度入学生についての公表値です。大学の公表資料は毎年更新されるため、最新の数字は岐阜薬科大学の公表PDFでご確認ください。
卒業までの学年別人数と6年ストレートでの薬剤師国家試験合格、6年での卒業については、岐阜薬科大学が公表している修学状況の資料を使っています。比較欄の中央値は、本サイトが大学ごとの公表値を集めて整理したものです。集計の値は個々の大学が公表した数字と区別し、岐阜薬科大学薬学部薬学科について確認したいときは元のPDFまでたどってください。
退学・除籍などの割合だけは文部科学省の別調査で、対象は2019年度入学者です。また、定員、偏差値、学費は修学状況の表とは別の資料に基づきます。年度や調査対象が違う数字をひとつの学年の結果として足し合わせないようにしてください。公表資料が更新された後に読む場合も、まず資料の対象年度と指標の定義を確認すると、今の状況に必要な情報を選びやすくなります。
