千葉科学大学薬学部の留年率・卒業率・国家試験合格率【2020年度入学】
千葉科学大学薬学部薬学科への進学や、在学中の学び方を考えるとき、「留年率」だけを探しても実際の修学状況はつかみにくいものです。入学した学年が各年次にどれだけ残り、卒業し、薬剤師国家試験に合格したかを一続きで見ると、どの段階に目を向けるべきかが具体的になります。
この記事では、千葉科学大学が公表している資料に載っている数字を、2020年度入学生について整理します。全体の指標と学年別の人数を先に示し、そのあとで数字の読み方と、進級が気になるときの学習の立て直し方を考えます。
目次
千葉科学大学薬学部の3つの数字(2020年度入学生)
| 指標(2020年度入学生) | 千葉科学大学 | 薬学部79学科の中央値 |
|---|---|---|
| 6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合 | 36% | 61.8% |
| 6年で卒業した割合 | 44% | 68.0% |
| 退学・除籍などの割合(2019年度入学者・文部科学省調査) | 39.3% | 11.1% |
2020年度入学59名中、6年で合格21名/2020年度入学59名中、卒業26名。中央値は千葉科学大学を含む薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。退学・除籍などの割合は、文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)に載っている2019年度入学者の値です。
千葉科学大学薬学部薬学科の2020年度入学者は59名です。この学年のうち、6年で卒業したのは26名、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格したのは21名でした。割合だけを見るより、最初の人数と最後の人数を並べて見ると、卒業までの道筋を考えやすくなります。
表には薬学部79学科の中央値も載せました。中央値は各学科の値を並べたときの真ん中の値で、個々の学生の将来を示す予測値ではありません。千葉科学大学の数字を全体のなかで捉えるための比較軸として使い、今の自分の進級条件は履修状況と大学の案内で確かめることが大切です。
退学・除籍などの割合は、卒業率や国家試験合格率と同じ学年の数字ではありません。文部科学省の調査では、2019年度に入学した学年の退学・除籍などの割合が39.3%です。異なる入学年度の指標をひとまとめにして、2020年度入学生の行方として読まないようにします。
入学から卒業まで、学年別にどう残ったか
| 時点 | 人数 | 入学時を100としたとき |
|---|---|---|
| 2020年度 入学 | 59名 | 100 |
| 2年次 | 54名 | 92 |
| 3年次 | 50名 | 85 |
| 4年次 | 43名 | 73 |
| 5年次 | 37名 | 63 |
| 6年次 | 33名 | 56 |
| 卒業 | 26名 | 44 |
入学時を100とした列は、同じ学年の人数の残り方を見やすくするための目盛りです。入学から各年次、卒業までを順に追うことで、最後の卒業人数だけでは見えない変化が分かります。上の表は大学が公表している資料に載っている数字を並べたものです。
2020年度入学59名に対し、2年次は54名、3年次は50名、4年次は43名、5年次は37名、6年次は33名、卒業は26名です。年次ごとの人数は、履修や進級の状況を考える入口になりますが、この表だけで個々の学生が留年、休学、退学のどれに当たるかまでは決められません。
人数の変化が大きい学年をどう見るか
隣り合う年次を比べると、この学年で人数の減少がいちばん大きいのは3年次から4年次へ進むところです。「薬学部は後半だけが大変」と決めつけず、基礎科目から専門科目へ学びをつなぐ時期にも目を向けたい数字です。ご本人がこの時期にいるなら、次の定期試験だけでなく、前の学年から理解が曖昧な単元も洗い出すと、対策の順番を決めやすくなります。
一方で、人数の減少が大きい年次だけに対策を絞る必要もありません。現在の時間割、必修科目、再試験の扱いを確かめ、未修得の内容が次の科目にどうつながるかを確認することが先です。表は学年全体の変化を示すものであり、ご本人が今どこを補うべきかは、成績表や授業資料を並べて考えます。
この数字の読み方
「6年で卒業した割合」と「6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合」は、似ていても同じ指標ではありません。前者は期限内に卒業した人、後者は入学から途切れずに進み、薬剤師国家試験にも合格した人を見ています。卒業までの支援を考える段階と、国家試験までの準備を考える段階を分けて読む必要があります。
千葉科学大学薬学部薬学科では、卒業した26名とストレートで合格した21名を、同じ2020年度入学59名を起点に確認できます。ただし、この差だけから、卒業後に受験した人や受験できなかった人の事情を推測することはできません。数字が示す範囲を守り、進級、卒業、国家試験をそれぞれ別の確認事項として扱います。
退学・除籍などの割合は別の学年の調査
退学・除籍などの割合は、文部科学省の「薬学部の6年制課程における退学状況等」に載っている2019年度入学者の値です。上の学年別表にある2020年度入学者の人数から算出したものではありません。入学年度が異なるため、表の人数の減りを、そのまま退学・除籍の人数に置き換えることもできません。
大学別の比較をするときは、見出しにある対象年度と指標の定義を確かめてください。同じ「率」という言葉でも、入学時を分母にするもの、卒業者を分母にするもの、調査年度が違うものがあります。この記事では対象を表の見出しと出典欄に示しました。数字の大小だけで結論を急がず、何を数えた数字なのかを先に押さえると、必要な支援も考えやすくなります。
千葉科学大学薬学部でつまずきやすいところと、立て直し方
千葉科学大学薬学部薬学科の学年別人数では、3年次から4年次への変化が目立ちます。ただし、公表資料は原因まで説明するものではありません。ご本人の勉強を立て直すときは、大学全体の数字から原因を推測するより、落とした科目、再試験の予定、理解が止まった単元を手元の資料で確かめるほうが具体的です。
まず、試験で失点した問題を「用語を思い出せない」「仕組みを説明できない」「計算や図で手が止まる」に分けてください。解き直しのたびに理由を言葉にできるかを確かめると、暗記を増やすべきか、基礎概念に戻るべきかが見えてきます。試験範囲を広く薄くなぞるより、次の科目にもつながる箇所から順に埋めることが、学習を続けやすくする一歩です。
千葉科学大学薬学部生への指導事例
当センターがサポートした千葉科学大学薬学部生は、2年次から有機化学と生化学でつまずき、複数の科目で単位を落としていました。専門科目の問題だけを繰り返しても、前提となる理科の理解が曖昧なままでは、解き方がつながりにくい状況でした。
プロ家庭教師は高校の物理・化学まで戻って学習内容を洗い直し、解いた内容を自分の言葉で説明する演習を重ねました。すでに理解できていた薬理を足場にしながら、苦手な内容を切り離さずにつないでいきました。当センターでは、専門的な指導をプロ家庭教師が担い、センター担当がご本人の学習継続と親御さんの不安にも寄り添います。
その結果、ご本人は3年後期の再試験をなくし、卒業試験に一度で合格されました。薬剤師国家試験では薬理で満点を取って合格されています。基礎へ戻って理解を言葉にする学習が、その後の科目にもつながりました。
同じ科目で困っていても、つまずいた単元や試験までの時間は一人ひとり違います。成績表と直近の答案を手元に置き、今の理解を確かめてから順番を組み立てると、何から始めるかが明確になります。
定員・偏差値・学費
| 項目 | 千葉科学大学薬学部(薬学科) |
|---|---|
| 設置区分 | 私立(千葉県) |
| 入学定員 | 100名 |
| 偏差値の目安 | 37.5 |
| 学費 | 初年度187万円、2年次以降193万円/年 入学金 30万円 |
千葉科学大学薬学部薬学科は千葉県にある私立の学科で、表に入学定員、偏差値の目安、学費をまとめました。これらは大学を検討するときの基本情報です。一方、在学中の進級について判断するときは、入学前の目安よりも、現在の履修条件や科目ごとの成績を優先して確認してください。
学費は初年度と2年次以降で示し方が異なります。学習計画と費用の見通しを考えるときは、学費の表示だけを足し合わせて結論を出さず、大学の最新の募集要項や納付案内と照らし合わせます。進級に時間がかかる可能性を考える場合も、まず大学の規程と本人の履修状況を確認することが出発点です。
偏差値は入学時の選抜に関する目安で、入学後にどの科目でつまずくかを説明する数字ではありません。薬学部で学び続けるには、授業で求められる理解と定期試験への準備を、その時点の状況に合わせて整えていくことが必要です。入学後の進級を考える際には、偏差値より、苦手な科目と履修条件を具体的に確認することが役立ちます。
この記事で使った数字の出典
- 千葉科学大学 修学状況の公表資料:千葉科学大学公表PDF
- 退学・除籍などの割合:文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)
- 入学定員・偏差値・学費:千葉科学大学の募集要項および進学情報サイトの公表値
数値は2020年度入学生についての公表値です。大学の公表資料は毎年更新されるため、最新の数字は千葉科学大学の公表PDFでご確認ください。
学年別の人数、卒業者数、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した人数は、千葉科学大学が公表している資料に載っている数字です。比較欄の中央値は、本サイトが薬学部79学科の公表値から集計したものです。大学の公表値と比較用の集計値を分けて読むことで、指標の出所を確認しやすくなります。
退学・除籍などの割合だけは、文部科学省の調査にある2019年度入学者の値です。上の表の2020年度入学生と入学年度が違うことを確認してから参照してください。資料が更新されれば表示値も変わり得るため、大学の最新資料と現在の履修案内を並べて、今の判断に必要な情報を確かめることが大切です。
