大阪医科薬科大学薬学部の留年率・卒業率・国家試験合格率【2020年度入学】
大阪医科薬科大学薬学部薬学科の留年や卒業の状況を知りたいとき、国家試験の合格率だけを見ると、入学から卒業までの道筋が見えにくくなります。ここでは大学が公表している資料に載っている数字を使い、2020年度入学生が各学年でどのように残り、卒業と薬剤師国家試験の合格に至ったかを順に見ていきます。
表の数字は、自分の進級が決まる確率を示すものではありません。学年ごとの在籍人数、入学者を分母にした卒業と合格の割合、退学・除籍の割合を分けて読むと、いま確認すべきことがはっきりします。大阪医科薬科大学薬学部への進学を考えている方にも、在学中に学習計画を見直したい方にも使えるよう、数字の読み方と行動の手順を整理しました。
目次
大阪医科薬科大学薬学部の3つの数字(2020年度入学生)
| 指標(2020年度入学生) | 大阪医科薬科大学 | 薬学部79学科の中央値 |
|---|---|---|
| 6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合 | 62% | 61.8% |
| 6年で卒業した割合 | 63% | 68.0% |
| 退学・除籍などの割合(2019年度入学者・文部科学省調査) | 8.7% | 11.1% |
2020年度入学312名中、6年で合格192名/2020年度入学312名中、卒業198名。中央値は大阪医科薬科大学を含む薬学部79学科の公表値を本サイトで集計したものです。退学・除籍などの割合は、文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)に載っている2019年度入学者の値です。
大阪医科薬科大学薬学部薬学科の2020年度入学生について、入学時を基準にすると、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合は62%、6年で卒業した割合は63%です。どちらも入学時の312名を起点にした数字なので、国家試験を受けた人だけの合格率や、卒業年度だけの卒業率とは読み方が異なります。
比較欄の61.8%と68.0%は、薬学部79学科の公表値を本サイトで集計した中央値です。大阪医科薬科大学薬学部薬学科のストレート合格の割合は中央値に近く、卒業の割合は中央値を下回ります。この違いを一つの評価にまとめず、入学後のどの段階で人数が動いたかを、次の表と合わせて確かめることが大切です。
退学・除籍の割合は8.7%で、比較欄の中央値は11.1%です。退学・除籍と留年、休学、卒業までに時間がかかったことは同じ意味ではありません。この割合だけで「留年しやすい」「学び続けやすい」と決めることはできないため、進級条件や再試験の扱いを別に確認する必要があります。
進路を考えるときは、数字の高低だけで大学を選ぶのではなく、授業の進め方や相談できる窓口も合わせて調べてください。在学中なら、全体の割合を自分の結果に重ねるより、単位の取得状況と次の試験に向けて使える時間を把握するほうが、具体的な対策につながります。
入学から卒業まで、学年別にどう残ったか
| 時点 | 人数 | 入学時を100としたとき |
|---|---|---|
| 2020年度 入学 | 312名 | 100 |
| 2年次 | 288名 | 92 |
| 3年次 | 245名 | 79 |
| 4年次 | 229名 | 73 |
| 5年次 | 225名 | 72 |
| 6年次 | 224名 | 72 |
| 卒業 | 198名 | 63 |
学年別の表では、2020年度に入学した312名が、2年次に288名、3年次に245名となっています。入学時を100とした列は、人数の変化を同じ尺度で眺めるための補助です。各行はその時点の人数を示しており、表の隣り合う行の差を、そのまま留年した人数や退学した人数と読み替えることはできません。
人数の動きが大きい時期を見つける
表の中では、2年次から3年次にかけて人数の動きが目立ちます。原因が特定の科目なのか、進級判定の仕組みなのかは、この表だけでは分かりません。ただ、学習を見直す時期を考える手掛かりにはなります。早い学年のうちから必修科目の理解不足を残さず、試験の結果が出たら次の学期まで持ち越す課題を確認しておきたいところです。
4年次は229名、5年次は225名、6年次は224名です。後半の学年に入ってからも、在籍していることと予定どおり卒業できることは別です。実習や研究、卒業に必要な科目が重なる時期には、年間の予定を眺めるだけでは足りません。履修条件と試験の時期を大学の案内で確認し、自分の残りの課題を科目ごとに並べることが重要です。
卒業の行は198名です。6年次の人数と卒業の人数が違うことから、最終学年に進んだ時点で卒業が自動的に決まるわけではないと分かります。ただし、どの人がどの理由で卒業に至らなかったかは、この集計からは追えません。表が示す範囲を守りながら、個別の進級・卒業条件は大学の履修案内で確かめてください。
この数字の読み方
ここでいう「6年ストレート」は、2020年度入学者を起点に、予定された期間で卒業し薬剤師国家試験の合格に至った割合を指します。毎年の薬剤師国家試験で公表される受験者ベースの合格率とは分母が異なるため、同じ名前の「合格率」でも数字をそのまま比べられません。比較するときは、まず分母が入学者か受験者かを確かめてください。
卒業と国家試験を分けて見る
6年で卒業した割合は63%、6年ストレートで薬剤師国家試験に合格した割合は62%です。近い数字ですが、卒業と合格は別の到達点です。卒業に必要な科目や判定を終えたうえで、薬剤師国家試験の準備を進める必要があります。どちらか一方の数字だけを見ると、在学中に必要な準備と卒業後の試験への備えが混ざってしまいます。
退学・除籍と留年を混同しない
退学・除籍の8.7%は、文部科学省の調査で2019年度に入学した学年のうち、退学や除籍となった割合です。学年別人数の変化には別の事情も関係しうるため、この値を「留年率」と呼ぶことはできません。留年について具体的に知りたい場合は、大阪医科薬科大学薬学部薬学科の進級基準、原級時の履修、再試験の条件を大学が案内している資料で確認する必要があります。
大阪医科薬科大学薬学部でつまずきやすいところと、立て直し方
大阪医科薬科大学薬学部薬学科の公表データから読み取れるのは、学年を追った人数の変化までです。特定の授業が難しい、ある試験で必ずつまずく、といった原因は示されていません。そこで、表の中で人数が大きく動く時期を意識しながら、自分の履修状況を点検する方法を考えます。大学全体の傾向と、自分の課題を混同しないことが出発点です。
進級条件から逆算して、残っている課題を見える形にする
まず大学の履修案内を開き、必修科目、再試験の対象、進級判定に関わる条件を確認します。そのうえで、成績表と試験予定を並べ、未修得の科目、再試験を受ける科目、出席や提出物の確認が必要な科目を書き分けます。「苦手科目が多い」という漠然とした不安も、次に何を確かめるかまで分ければ、大学への相談や毎日の学習に結びつきます。
科目ごとの対策では、覚えていない知識と、知識はあるのに問題で使えない部分を分けます。講義資料を読み直すだけで時間を使い切らず、問題を解いて誤答の理由を短く説明し、説明できなかった箇所を教科書や配布資料に戻って確認します。再試験が近い科目ほど、対象範囲と出題形式を先に確認し、解く練習と復習を行き来させるのが現実的です。
一人で抱えず、確認先を決める
進級判定や履修の扱いに不明点があれば、学務窓口や担当教員に事実を確認してください。学習方法に迷うときは、どの問題で止まるかを持って相談すると、必要な助言を受けやすくなります。相談前に全科目を整理し終える必要はありません。いま残っている科目と直近の試験だけでも共有し、優先順位を決めてから取り組むことで、対策の空回りを防げます。
定員・偏差値・学費
| 項目 | 大阪医科薬科大学薬学部(薬学科) |
|---|---|
| 設置区分 | 私立(大阪府) |
| 入学定員 | 294名 |
| 偏差値の目安 | 47.5 |
| 学費 | 年間180万円 |
大阪医科薬科大学薬学部薬学科の入学定員、偏差値の目安、学費は表のとおりです。入学定員の294名と、この記事で追っている2020年度の入学者312名は、表しているものが違います。定員は募集の枠を示す情報、入学者は修学状況の集計を始める人数です。両者を同じ数字として扱わず、卒業率やストレート合格率を読むときの起点は入学者の欄に戻って確認してください。
偏差値の目安は入学前の進路検討に使われる情報です。入学後の進級、卒業、薬剤師国家試験の結果を予測する値ではありません。学費も在学中の計画に関わりますが、表示の年間180万円だけで必要な費用全体が決まるわけではないため、検討時には大学の募集要項と学費案内を合わせて確認することが大切です。
すでに在学している方にとっては、偏差値よりも、いま履修している科目と卒業までに必要な条件が優先です。進路検討中の方は、数値の比較に加え、カリキュラム、実習、学習相談の仕組みが自分に合うかを調べてください。この記事の中心は入学後の修学状況なので、入試方式や受験対策の詳細は扱いません。
この記事で使った数字の出典
- 大阪医科薬科大学 修学状況の公表資料:大阪医科薬科大学公表PDF
- 退学・除籍などの割合:文部科学省「薬学部の6年制課程における退学状況等」(2025年度調査結果)
- 入学定員・偏差値・学費:大阪医科薬科大学の募集要項および進学情報サイトの公表値
数値は2020年度入学生についての公表値です。大学の公表資料は毎年更新されるため、最新の数字は大阪医科薬科大学の公表PDFでご確認ください。
この記事の学年別人数と卒業・薬剤師国家試験に関する数字は、大阪医科薬科大学が公表している資料に載っている数字です。比較欄の中央値は、同じように公表された薬学部のデータを本サイトで集計したものです。大学の数字と比較用の中央値では役割が違うため、個別の状況を知りたいときは、まず大阪医科薬科大学の公表PDFの対象年度と項目名を確認してください。
公表資料を見るときは、入学年度、学科、分母、集計時点を一緒に読みます。別の年度や別の集計方法の数字を持ってきて並べると、見かけの差だけが大きく見えることがあります。最新の公表資料とこの記事の数字が異なる場合は、対象の年度が同じかを確かめたうえで、進級や卒業の条件について大学の案内を参照してください。
