はじめての薬剤師国家試験 合格法:無理なく続く学習計画
はじめての薬剤師国家試験、不安ですよね。多くの受験生が同じように感じています。でも大丈夫です。不安は「準備しよう」というサインです。いまの弱点を見つけて、一つずつ減らしていきましょう。最後まで油断せず、コツコツ続ければ着実に前に進めます。
要点毎日、かならず少しだけやる(1問・1分でもOK)。読むだけでなく、解く・口で説明・人に説明をまぜる。正答率の変化を見て、やり方を入れ替える。結果を保証するものではありませんが、この3つを回し続ければ、着実に前へ進めます。
まず「いまの力」を知る
過去問と模試を解き、単元ごとに正答率を出すところから始めます。「配点が高い/よく出る/自分が間違えやすい」の3つを見て、やる順番を決めましょう。正答率が50%未満のところは、いちばん先にやり直します。
- 過去問・模試で単元ごとの正答率を出す
- 配点・頻出度・自分の間違えやすさの3つで優先順位をつける
- 正答率50%未満のところから着手する
進捗は数値で見える化すると迷いにくく、継続もしやすくなります。
苦手の直し方
特別なやり方は必要ありません。誰でもできる形で、少しずつ立て直していきます。
- いちど基礎に戻る:生物なら「細胞・代謝」などを教科書で確認する
- 計算は分けて練習:式の意味→手順→代表問題の順に、小さく分けて進める
- 図や表にする:化学や解剖は、図・表・矢印で「流れ」を見る
- 読むだけで終わらせない:①問題を解く(短くてOK)②声に出して説明する(1分でOK)③誰かに説明する(友人・先生など)——これを数日おきに短く復習すると、覚えやすくなります
読むだけより、解く・説明するを入れた方が記憶に残りやすい傾向があります。復習は時間をあけて何回か行うと、長く覚えやすい傾向があります。
進み具合を見える化する
月1回、同じ範囲でミニテストを行い、正答率の変化を見ます。うまく上がらないところは、原因を「知識の不足/計算の手順/文章の読み取り」に分けて、やり方を入れ替えましょう。
- 月1回のミニテストで正答率の変化を確認する
- 伸び悩みは原因を3タイプに分けて対処法を変える
- つらい日は必ず少しだけ:例)1問だけ解く/1分だけ音読
小さな行動を毎日に組み込むと、学習が安定しやすいと報告されています。
スケジュールの立て方
下記は一例です。自分の生活リズムに合わせて調整してください。
- 平日:基礎→苦手の順に各60分、最後に15〜30分の復習
- 週末:総合問題→解説→「なぜ間違えたか」メモ
- 1週間の目標+3か月の流れ(基礎→応用→総復習)。復習は数日あけて何度か行う
- 休む日も予定に入れる(無理をしない)
復習間隔の取り方は記憶の定着に影響します。計画の見える化と振り返りは、継続にプラスに働きます。
学び方を選ぶ(独学/家庭教師/両方)
- 独学:自由・費用がかからない。ただし質問がすぐ解決しにくい
- 家庭教師:弱点に集中して質問がその場でできる。費用や相性の確認が必要
- 両方:ふだんは独学、月1〜2回だけ点検してもらい、優先順位と疑問を直す
- まず1週間だけ独学で試し、進みが悪ければ支援を足すという決め方もあります
継続の仕組み(定期点検や振り返り)があると、計画が回りやすくなります。結果を保証するものではありませんが、やり方は変えられます。
相談相手を一人決める
友人・先輩・先生・家庭教師など、話しやすい人を1人決めておきます。週1回の短い面談(進捗確認・口頭説明)で迷いを早く直せます。気持ちが落ちるのは普通のことです。話せる相手がいると、戻りが早くなります。
全体の道をそろえる・抜けをふせぐチェック
学部の授業・卒業試験・国家試験の内容を並べて、共通部分は同じノートにまとめておくと効率的です。配点・よく出るところを見て、時間配分を決めましょう。制度と出題はいつも最新の情報を確認してください。
- 自分で確認:マーク練習/1行で説明する(声に出す)/図で説明する(紙に描く)
- 人に見てもらう:先生や家庭教師に解答の根拠をチェックしてもらい、考え方のクセを直す
- 「配点×よく出る×自分のミス」表を、ときどき更新する
やる順番は「配点が高い×よく出る×いま間違えやすい」ところから。よく出るが間違えにくいところは短い復習で維持し、出題が少なく配点も低いところは後回しでもかまいません。
まとめ
- 毎日、かならず少しだけやる(1問・1分でもOK)
- 読むだけでなく、解く・口で説明・人に説明をまぜる
- 正答率の変化を見て、やり方を入れ替える
- 配点が高い×よく出る×間違えやすいところから優先して取り組む
参考リンク
- 医療系学生のストレス研究(PMC):https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10631164//https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11574819/
- 厚労省|試験総合:https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/yakuzaishi/
- 厚労省|出題基準:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakuzaishi-kokkashiken/index.html
- テスト効果レビュー(J-STAGE):https://www.jstage.jst.go.jp/article/sor/62/1/62_1/_pdf/-char/ja
- 間隔反復メタ分析(PubMed):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16719566/
- 間隔の最適化(PubMed):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19076480/
- 時間管理メタ分析(PLOS ONE):https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0245066
関連記事