【薬学部 国家試験 物理対策】模試で物理0点だった私が、時間内に解けるようになった話

国家試験の模試で物理が0点だったとき、これまで積み上げてきた自信が崩れ落ちたように感じました。高校レベルの物理もあいまいだった私は、専門的な物理問題が遠すぎて、どう取り組めばよいか全く見えませんでした。自分の努力が報われないように感じ、勉強そのものに希望が持てなくなったこともありました。
先生は落ち着いた口調で「基礎から再構築しよう」と言い、まずは高校範囲の考え方を一つずつ丁寧に立て直してくれました。公式をただ暗記するのではなく、なぜその式になるのか自分で導いてみる作業や、図を正確に読む練習を徹底しました。似た問題を反復して「解く型」を作ることで、考え方が自分の中に染みついていきました。
授業は淡々とした進行でしたが、そこで出される課題は常に「次にできるようになること」に直結していました。先生は圧をかけるのではなく、小さな成功を積ませてくれるタイプで、「今は種をまく時期だよ」と励ましてくれた言葉が心の支えになりました。少しずつできることが増え、タイムアタック形式の練習で時間内に書き切れるようになったとき、自分の中の大きな壁が一つ壊れた感覚がありました。物理が得点源になったことで、模試全体の成績も上向きになり、勉強全体への手応えが戻ってきました。
この経験は、苦手科目があっても正しい順序で基礎を固め、反復とフィードバックを繰り返せば「できるようになる実感」を得られることを教えてくれました。ウェルズの指導を受けて、自分も十分に巻き返せるかもしれない、と希望を持てるようになったのは大きな収穫でした。