ウェルズの薬学部CBT試験対策とは

薬学部4年次の関門「共用試験(CBT・OSCE)」は、5年次の実務実習に進むために必ず合格しなければならない試験です。完全マンツーマン指導なら、一人ひとりの得意・弱点を踏まえたアウトプット対策ができます。この記事では試験の仕組みと、1ヶ月でも間に合わせるための取り組み方の一例を紹介します。

CBTは310問中186問(60%)以上、OSCEは細目評価70%以上+概略評価5以上が代表的な合格基準です。不合格でも当該年度内に1回だけ再試験がありますが、一発合格が望ましいとされています。早めに弱点をゾーンごとに仕分けし、「言える言葉3つ+口頭1行説明+再テスト予約」を毎日少しずつ積み重ねる進め方が有効です。

共用試験(CBT・OSCE)の概要

実務実習について

6年制の薬学科では、5年次に必修の参加型実務実習があります。

  • 事前学習:学内で1ヶ月以上
  • 実習期間:病院・薬局で各11週間(実務実習に参加するには共用試験(CBT・OSCE)合格が必須です)

共用試験とは

4年次の終わり(12月〜1月頃)に実施され、実務実習に参加するためには必ず合格が必要です。

  • CBT(Computer-Based Testing):知識・問題解決能力を評価する客観試験。
  • OSCE(Objective Structured Clinical Examination):技能・態度を評価する客観的臨床能力試験。

目的は、全国の薬科大学・薬学部で共通の試験を行い、実務実習に必要な薬学知識・技能・態度の水準を一定に保つことです。不合格者には当該年度内の再試験が1回設けられていますが、一発合格が望ましいとされています。

CBT(Computer-Based Testing)の詳細

出題レベル・形式

  • 各学生にランダム出題、五肢択一中心、1題は1分以内で解けるように設計されています。
  • メモ類の扱いは大学の指示に従います(持ち出しは禁止)。

出題範囲(合計310問)

  • ゾーン1(100問):物理系薬学30/化学系薬学35/生物系薬学35
  • ゾーン2(110問):医療薬学〔薬理・薬物治療系60/情報系15/薬剤系35〕
  • ゾーン3(100問):基本事項10/衛生薬学40/薬学と社会20/薬学臨床30

合格基準

  • 310問中186問(60%)以上、ゾーンごとの足切りはありません。

OSCE(客観的臨床能力試験)の詳細

試験内容

  • 各大学で同一課題をステーション(ブース)方式で実施。2名の評価者が細目評価+概略評価で判定します。

代表的な合格基準

  • 細目評価:評価者2名の平均70%以上
  • 概略評価:評価者2名の合計5以上(要項および大学公表資料による)

試験概要(時期・場所・費用・結果)

  • 実施時期:4年次の12月〜1月に各大学が設定(年度によりセンターが期間を告知)。
  • 実施場所:所属大学。
  • 受験料:本試験24,000円/再試験(CBT・OSCE各)12,000円/CBT体験受験2,000円。追試験は無料。
  • 試験結果:おおむね1週間以内に大学へ通知。学生には合否のみ通知され、得点は非開示です。

1ヶ月で間に合わせるために(実務ミニ計画の一例)

下記は代表的な進め方の一例です。授業日程・到達度・体調に応じて、順番や量は自由に調整してください。

  • 週0(開始日・例):弱点をゾーン1/2/3へ仕分け。毎日3分(言える言葉3つ+口頭1行説明)を固定。
  • 週1(例):ゾーン2(医療薬学)中心にミニ模試 → 誤答は3〜4日後/10〜14日後に再テスト予約。
  • 週2(例):ゾーン1(基礎)の穴埋め+計算系は「型1問だけ」の反復。
  • 週3(例):ゾーン3(衛生・社会・臨床)を一巡 → 横断テーマを3語で要約→口頭説明。
  • 週4(直前・例):全ゾーンをA(当日)・B(+3〜4日)・C(+10〜14日)印で総仕上げ。形式慣れのため体験受験や大学の練習機会も活用。

合言葉は「小さく・毎日・同じやり方」。1ヶ月は短くても、毎日の連続×再テスト予約で点は動きます。必要に応じて配分や順序は入れ替えましょう。

まとめ

  • CBT:310問/合格60%/足切りなし(ゾーン配分に沿って弱点補強)。
  • OSCE:細目70%+概略5以上が代表的合格基準。2名評価で公平性を担保。
  • 日程・会場・費用はセンターのFAQ・年度告知に準拠。
  • 再試験は当該年度1回。CBTは全ゾーン再受験、OSCEは不合格課題のみ。

参考文献