物理化学と有機化学を2週間でできるとこまで教えていただけますか?どちらの教科も落とせない状況です
- 薬学部2年に在学中ですが、前期試験の8科目中3科目しか合格しておらず、1留しているため、1科目も落とせない状況です。
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大変なプレッシャーの中で、試験に向けて全力で取り組もうとしている状況、とても苦しいことと思います。その気持ちをしっかり受け止め、全力でサポートさせていただきます。
まず、現状を整理しましょう。8科目中3科目のみ合格という状況では、残りの5科目をすべて合格する必要がありますね。さらに、1留しているため、次の試験では1科目も落とせないという厳しい条件があるかと思います。
試験までの限られた時間の中で、最大限の成果を出すために、以下の戦略がかんがえられます。
1. 事前準備と学習計画の最適化
① 学習状況のヒアリング
- 苦手科目や過去の試験結果を把握
- 直近の試験範囲、過去問の傾向、シラバスを確認
- 学生が不安に思っている内容をリストアップ
② 科目ごとの優先順位付け
- 合格ラインに達している科目と、不合格リスクの高い科目を分類
- 出題頻度の高い単元を優先的に対策
- 学習スケジュールを科目ごとにバランスよく設定
2. 効率的な指導方法
① 能動的な思い出しを活用
- ただ説明するのではなく「これはどうなる?」と質問を投げかける
- 答えられなかった部分を重点的に復習
- 「白紙でのアウトプット」を取り入れ、知識の定着度を確認
②120分指導の最大活用
- 60分:講義+問題演習
- 公式・概念を確認しながら、すぐに問題演習へ
- 60分:実践トレーニング
- その場で過去問を解かせ、解説を行う
- 間違えた箇所の復習と対策をすぐに実施
③ 計算問題(薬物動態・製剤学)の特訓
- 基本公式をノートにまとめ、視覚的に整理
- 「解く順番」や「問題パターン別の攻略法」を指導
- 1問解いた後に「なぜこの解法になるのか」を生徒自身に説明させる
④ 暗記科目(薬理・薬剤)の時短学習
- ゴロ合わせ・ストーリー記憶法
- 例:「ベータ遮断薬は”プロ”が”アテネ”で”メト”競争」
→(プロプラノロール、アテノロール、メトプロロール)
- 例:「ベータ遮断薬は”プロ”が”アテネ”で”メト”競争」
- マインドマップで整理
- 交感神経・副交感神経の作用を図にまとめる
- クイズ形式で反復
- 「この薬は何の受容体に作用する?」と即答を求める
3. 自習のサポート
① 1日ごとの課題設定
- 「今日やるべきこと」を明確にし、次回までの宿題を設定
- 例:「○○ページの問題を解く」「この範囲の要点をまとめる」
② 学習効率を上げる方法を指導
- 25分集中+5分休憩
- 声に出して要点を説明
- ノートまとめのコツ(色分け、要点だけを記述)
4. メンタル面のケア
① 成功体験を積ませる
- 簡単な問題から解かせ、達成感を持たせる
② 過度なプレッシャーを与えない
- 「完璧にやろうとしすぎない。7割理解できればOK」と伝える
③ 試験直前の不安対策
- 直前は新しいことを詰め込まず、復習に集中
- 「この範囲だけは完璧にする」と決めて安心感を持たせる
5. 試験本番の戦略
① 時間配分を事前に決める
- 「解ける問題から先に解く」「最後5分で見直す」
② マーク式なら消去法を活用
- 確実に違う選択肢を削ることで正解率を上げる
③ わからない問題は考えすぎずに飛ばす
- 1問に固執せず、時間を有効活用する
まとめ
家庭教師として短期間で結果を出すには、以下のポイントが重要です。
- 戦略的な学習計画の作成
- アクティブな指導方法の導入
- 生徒の自習をサポートする工夫
- メンタルケアと本番対策
この方法を取り入れることで、確実に試験の合格率を上げることができます。