文系から薬学部生に 薬理を武器に国家試験合格へ
今回のDさんは、もともと経済学部を志望していたが、浪人を経て理転し、薬学部に入学したという異色の経歴を持つ学生だった。数学・英語・化学で受験を突破し、入学当初は特待生として学年10位に入るほど優秀だったが、2年次から成績が下降し始め、複数の科目で単位を落としていた。
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指導を通じて明らかになった課題 特に問題となったのは、高校時代に物理や化学の一部を未履修だったこと。その影響で、大学の専門科目、特に物理化学、有機化学、生化学の理解が追いつかず、学習に苦戦していた。また、学習の習慣も十分に確立されておらず、アウトプット不足による知識の定着の甘さが課題となっていた。Dさんは当初、薬理に対して特別な自信を持っていたわけではなく、むしろ他の科目同様に苦手意識を抱えていた。
履修科目の整理と再試験対策
- 2年次で未修得となった 有機化学、生薬、生化学、微生物学 の補習計画を作成
- 3年次に持ち越した 有機化学Ⅰ、生薬Ⅱ の対策を進め、卒試対策を強化
高校範囲の物理・化学の補強
- まず、高校範囲の物理化学の基礎を復習し、薬学で必要な範囲を重点的に指導
- 計算問題に苦手意識があったため、公式の導出や問題演習を繰り返し、解法のパターンを定着させる
薬理を最大限に活かす学習法
- 当初、薬理はDさんにとって特別に得意な科目ではなかったが、指導を進めていくうちに理解が深まり、他の教科と比べて頭角を現すようになった
- 過去問を分析し、薬理の関連問題を徹底演習することで、国家試験本番での安定した得点を狙う
- 薬理の知識を活かして、他の分野(生化学や実践問題)との関連を意識した学習を展開
- 特異な教科はさらに伸ばし、満点を目標とすることで、苦手科目を補う戦略を取った
アウトプット型学習の強化
- 「知識を覚える」だけでなく、「自分の言葉で説明できるレベル」まで落とし込むことを徹底
- 問題演習後に、解説を読んで終わりにせず、要点をノートにまとめ、口頭で説明する訓練を実施
- 国家試験本番を意識し、模試を活用した実践演習を増やして試験慣れを強化
- どうしても苦手な教科に目が行ってしまうが、そこに意識を奪われすぎず、強みを生かして伸ばすことも重要視した
- 苦手な教科の底上げも怠らず、基礎を重点的に指導し、合格ラインを超える学力を確保した
教師との相性と指導の成果 この指導では、Dさんとの相性も非常に重要な要素となった。指導を通じてDさんが学習の楽しさを感じるようになり、積極的に勉強に取り組む姿勢が生まれた。また、指導を受ける中で薬理の理解が進み、苦手意識が克服されていったことで、結果としてこの科目が得意科目へと変わっていった。
そして、国家試験では薬理の満点を獲得し、無事合格を果たした。
指導を通じて、「強みを活かしながら弱点を補強する戦略が最も効率的である」ことを改めて実感した。全ての科目を均等に学習するのではなく、得意科目を徹底的に強化し、それを軸に他の苦手科目の理解を深める、点数を底上げすることで、効率よく合格を目指せること実証した。さらに、教師との相性や指導の進め方も重要であり、Dさんの特性に合った指導が成果につながることを再確認した。
合否の分かれ目はやはり薬理であり、得意科目を最大限に活かすことが合格の鍵となる。今後もこの経験を活かし、より多くの生徒様が国家試験合格を勝ち取れるよう指導していきたい。
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家庭教師との出会いが、娘さんの学びを変えた
家庭教師をつけたことで、状況は少しずつ、しかし確実に変わっていきました。
- 再試験はあったものの、無事に2年次を進級
- 3年前期では再試験の数が大幅に減少し、単位を取得
- そして3年後期はついに、全教科で再試験なしの進級が決定
あれほど苦しんでいた学びが、少しずつ自信へとつながっていったのです。
家庭教師のサポートで、娘さんが変わった理由
「わからない」をすぐに聞ける環境ができた
授業で置いていかれた内容も、疑問が生まれた瞬間に解決できるようになりました。わからないままにしないことが、理解の積み重ねにつながり、学習のハードルが下がっていったのです。
苦手だった物理も、もう怖くない
基本からじっくりやり直したことで、苦手意識が薄れ、問題に向き合えるようになりました。もともと得意だった化学とのつながりも意識できるようになり、知識がより深まっていきました。
自信を失っていた娘さんに、前向きな学習習慣が生まれた
当初は「どうせできない」「もう間に合わない」と思い込んでいた娘ですが、家庭教師の先生が常に前向きな声掛けをしてくれたことで、勉強に対する気持ちが変わりました。少しずつ「やればできるかもしれない」「また頑張ってみよう」と思えるようになり、学ぶ意欲を取り戻していきました。
学ぶ楽しさを取り戻し、次のステップへ
家庭教師のサポートによって、ただ単位を取るための勉強をするのではなく、「学べばできる」という実感を得ることができました。
そして今では、受け身ではなく、自ら学ぼうとする姿勢が生まれています。かつての不安や焦りに押しつぶされそうだった娘が、確実に前へ進み、自信を持てるようになりました。
「進級できるかどうか」ではなく、「学び続けられるかどうか」が大事だったのだと、今ならわかります。
親御さんとして、お子さんの不安を少しでも取り除いてあげたいお気持ち、痛いほど伝わってきます。勉強はもちろん大切ですが、一番大切なのは「できるかもしれない」と思えること、そして「頑張ってみよう」と思える環境を整えてあげることだと思います。
お子さんが自信を取り戻し、前向きに学習できるよう、全力でサポートします。…と思っていたけれど、しっかりサポートしてもらえたことで自信が持てました!」と喜びの声をいただきました。